イ・ボミプロのパターとグリップの方法について、徹底調査です。

あのイ・ボミプロ(Lee Bo Mee)のお話でございます。イ・ボミプロのパターとグリップについて、徹底調査してみようと思います。

2015年度賞金女王になった年の記録に平均パット数1.76(1位)というのがあります。平均パット数は1ホールあたりの平均パット数を言います。とにかくコレがスゴイ。

要は2を切ってる。と言うことはそれだけピン近くショットができているか、ロングパットでも1発で決めるか、チップインでグリーンの外からいきなりカップインするか、最低でも2パット以上打たないということです。コレがスゴイ。

■イ・ボミプロのパターとグリップ、実技編

もう何度もお話ししていますが、イ・ボミプロ2015年度賞金女王獲得、年間7勝して獲得した賞金額、2億3,049万7,057円は日本男女ツアーあわせての史上最高の金額でした。

そこでその賞金獲得のパワーのデータを検索してみると、2015年平均パット数1.76(1位)、正確には1.7589です。

平均パット数は1ホールあたりの平均パット数を言います。

計算方法は
年間の「パーオンホールのパット数 ÷ パーオンホール数」で算出します。

グリーン外からのチップインは含まないので、1.7589という数字はとにかくパーオンしたホールで4回に1回はバーディを取ったという証明だそうです。

イ・ボミ パター グリップ

❒パーオンって?、わかりやすい説明がありました。パーオンとは、そのホールの基準打数から2を引いた打数でグリーンに乗せることを言います。

例えば、パー3なら1打で、パー4では2打で、パー5では3打で、グリーンに乗せればパーオンです。

なぜこれをパーオンというのかといいますと、2打のパットでカップインすれば、パーが取れるからです。決して象の鳴き声ではないことは確かです。なにゆうとんねん・・

☆★☆お話を戻して、そんなイ・ボミプロのパットがうまいワケは、コレです。

イ・ボミ パター グリップ(膝は曲げずにまっすぐのまま立つ)

(1)膝は曲げずにまっすぐのまま立つ。アドレスする、構える。

膝を伸ばし気味にすることでカラダのブレを防ぐ、膝を曲げると曲げる度合いが変わりやすい、上体も前屈みになりやすい。

イ・ボミ パター グリップ(大きな背中の筋肉でスイングする)

(2)下半身を固定して、大きな背中の筋肉でスイングする。

腕、手先を使わない。両腕で五角形を作って、軽く脇を締める。上腕を胸の上にのせるようにすると、無理なくチカラを入れなくても手先が使えなくなります。

(3)アドレスしたときの手元、グリップの形を保ったまま、スイングする。

イ・ボミ パター グリップ(グリップの形を保ったままスイングする)

(4)打ちたい方向にパターヘッドを押し出す、フォローを出す。

イ・ボミ パター グリップ(フォローもしっかり、まっすぐ)

(5)打った直後は目でボールを追う、頭を上げない、カラダを起こさない。

ヘッドアップをしなくなると、フォローでパターヘッドを打ち出したい方向に向けることができるので、ボールの方向性がアップします。

イ・ボミ パター グリップ(カラダを起こさない、ヘッドアップしない)

イ・ボミ パター グリップ(前傾を保ったままのスイング)

(6)距離感(タッチ)はパターの振り幅で加減する。

イ・ボミ パター グリップ(イ・ボミプロのグリップ拡大しました、フツー)

イ・ボミ パター グリップ(コレがイ・ボミプロの逆オーバーラッピングです)

■イ・ボミプロのパターとグリップ、考え方編

「ゴルフ賞金女王 イボミのおしえ」の中で、こんな事をイ・ボミプロがお話しています

(1)パットでいちばん大事なのは、タッチ(距離感)をあわせること

ラウンド前のパッティンググリーンで、ロングパットをたくさんやっておくと効果が高いそうです。カップインにこだわらずタッチ(距離感)をあわせる。自分の感覚と実際のグリーンの速さを合わせることが大事だそうです。

タッチをあわせるポイントは「パターの芯でボールを打つこと」だそうです。いろいろ考えすぎると難しくなります。たくさんのことを考えずに、ただ一つ「パターの芯でボールを打つこと」だそうです。

(2)ボールの通過地点に目印を作る

ここで言う目印とは、ボールを通過させる目印です。ボーリングでレーンの上にあるスパットみたいな物を想定するそうです。上り下り、スライス・フックいろんなパッティングラインによって目印を変えて設定するそうです。

❒ここでこんな例がありました。右に切れるスライスラインの場合。

●カップより左側に目印を見つけますが、グリーンがフラットに近いスライスラインであれば、ボールとカップの中間点のライン上に目印を見つけます。

●同じスライスラインでも傾斜が上っていればカップ寄りに、下っていればボール寄りに目印を見つけるようにするそうです。

カップ寄りにある目印を通すには強めに打たなければならないし、ボール寄りの目印を通す場合はそれほど強く打つ必要もなくなるので、目印を変えるだけでタッチも自然に決まってくるという考え方、方法です。

目印の上にボールを通過させることだけを考えて、しっかりボールをインパクトするイメージだそうです。

(3)構えやすさとストロークしやすさを重視してアドレスする

アドレスは、スタンスは肩幅くらいで両足が肩幅に収まるくらい。ボールの位置は左右センターよりもやや左寄り、イ・ボミプロの場合は目の真下にパターのネックが来るくらいに構えているそうです。

あくまでも、構えやすさと打ちやすさ、ストロークしやすさを重視してアドレスすることが大事だそうです。そして、パターを持ってアドレスして、ストロークするまでのルーティンを常に一定にすることでいつも同じ気持ちでパッティングするために有効なことだそうです。

(4)アドレスしたら2秒でテークバックする

先ほどの目印を設定した後も、カップまでのボールの転がりをイメージしながら素振りを何回か繰り返しイメージとストロークを合わせていきます。

うまくイメージができても打つまでに時間をかけてしまうと、イメージが薄れるのでイ・ボミプロはしっかりイメージができた状態でアドレスしたら、イメージが消える前にストロークを始めるそうです。

それが、アドレスしたら2秒でテークバックするということだそうです。いかがでしょうかぁ??

なんか、イメージができてからアドレスするというところが、わたしらと違うところですよね?。アドレスしてから素振りを繰り返してイメージを作っている・・わたしらはそんな感じです。

(5)ストロークでは頭を動かさないことだけ気をつける

パッティングを打った後もボールがあったところを見続けている方が、打つ前にイメージした通りの振り幅でストロークができるということです。

イ・ボミ パター グリップ

頭を動かさないことで首の付け根あたりを支点にして、カラダの回転でストロークするそうです。その結果フェースの芯でボールを打つことができ、適度に捕まった転がりの良いボールが打てるそうです。

イメージしたとおりの振り幅を最優先にストロークして、フェースの芯でヒットすることだけに集中しているようです。

■イ・ボミプロのパターはコレです!

オデッセイホワイトライズix  #1SHパター・33インチ・ロフト3°、ライ角70°

ソールに鉛を貼って重量アップと安定感の調整しているそうです。

❒「2015大王製紙エリエール・レディスオープン(11月22日)」で優勝したときまでは、このパターでした。「ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ(3月13日)」で優勝したときも、このパターでした。

イ・ボミ パター グリップ

オデッセイ独自のハイデフライナーアライメントが正確なアドレスとストロークを向上させる、日本専用モデルだそうです。ODYSSYのサイトを見るともうすでに製造終了モデルとして紹介されています。

2012年10月20日に発売され4年近く経ちますからね、しょうがないかも知れません。ハイデフライナーアライメントというのはHigh Definition Linear Alignment とのことだそうで、「明確なラインのアライメント」という意味だそうです。

「ターゲットに対して構えやすく、ストロークしやすい。」「幅の広いアライメントで、ラインがイメージできる。」と、多くのツアープロが実戦投入しているそうです。

「幅の広いアライメント」とはパターを構えた時に、フェイスの反対側、後ろ側に見える赤のラインや白く塗られているところのことだそうです。

この頃よく見る、ボールにラインを入れてターゲットを狙いやすくしているゴルファー向けでもある、ハイデフライナーアライメント、ライン入りです。

イ・ボミ パター グリップ

また、パターヘッドの黒いつや消しの部分は、ブラックPVD加工といわれ、グリーン上での光の反射を抑え、パッティング時の集中力を高める効果があります。

PVD加工は金属の表面処理技術のひとつ。英語でphysical vapor depositionの頭文字を取った略称です。物理蒸着などの訳語があてられるそうですが、従来のメッキや塗装よりも耐久性に優れています。

眩しくない、見やすいラインと色でボールにあわせてターゲットが狙いやすい!
パッティングのストローク方向がイメージしやすい!ということですね!!
。イ・ボミプロのパターはコレです。

■イ・ボミプロのパターの握り方は逆オーバーラッピングです。

この逆オーバーラッピングという握り方、グリップのやり方は、通常のオーバーラッピンググリップの小指の重ね方を逆にするだけです。

イ・ボミプロも・・

「両手がバランスよく使えてミスが少ない。両手でパターを吊って打てるので、力加減がいつも一定になりやすい。振り幅で距離をコントロールしやすい。」

と言われていますが一度お試し下さい。イボミプロのパターのグリップは、逆オーバーラッピングです。いかがでしょうかぁ??

一番大きなメリットは左右両手を同じ感覚で握れるということですね!!

逆オーバーラッピング、イ・ボミプロ以外にも、ロリーマキロイ選手、原江里菜プロ、武藤俊憲プロ、渡邊彩香プロ、佐伯美貴プロ、藤田寛之プロなどたくさんのプロゴルファーが逆オーバーラッピングを取り入れて活躍しています。

プロゴルファーはパッティングの時にはグローブを外してパッティングしますよね。その点わたしらはそこまでしない、しますか?。グローブを外さなくても右手で打つイメージが少し強くなるようですが、いかがでしょうかぁ??

パッティングの感覚は微妙です、いろんな意見を参考にしつつ、自分の感覚を信じて練習しましょう。

実際イ・ボミプロが実戦で心がけている、行っているパッティングに関する大事なこと、「ゴルフ賞金女王イ・ボミのおしえ」には、「イ・ボミ パットの約束」として、もっと詳しく書かれています。

☆★一度ご確認下さいね!。

■こんな記事もあります!イ・ボミプロです・・

❒こんな記事もアリマス・・イ・ボミプロのスイングの特徴を徹底調査しました。それも動画で、しっかり徹底調査してみました。よろしくお願いします。(^^)/

イ・ボミプロのスイングの特徴を動画で徹底調査してみました!!

2016.03.16

■まとめです・・

今回は、イ・ボミプロのパターとグリップについてのいろいろなことを話題にして、なんやかんや徹底調査してみました。

【ここからは2016年の気分で・・】

そして今年はオリンピックリオデジャネイロオリンピックにおけるゴルフ競技は国際ゴルフ連盟(IGF)の管轄で実施されるゴルフ競技です。1904年のセントルイスオリンピック以来112年ぶりに実施されるそうです。

会場は新設のゴルフ場であるレセルバ・デ・マラペンディ。男子は8月11日から14日の4日間、女子は8月17日から20日までの4日間競技が実施されます。

本大会の参加選手は男女各60名で、2016年7月11日時点において、IGFが定めた五輪ランキングの上位60名に出場資格が与えられます。

本来の世界ランク上位15名(ただし各国最大4人まで)には、自動的に出場権が与えられ、残り45名は1カ国最大2名まで出場が可能になるそうです。

5月9日現在の世界ランキングでは日本男子は、14位に松山英樹と82位池田勇太プロ、84位の片山晋呉プロのウチ2名でしょうか、そして女子は23位の野村敏京プロと39位の大山志保プロ、41位の宮里美香プロのどちらかということになるのでしょうか。

☆リオ・オリンピック関連記事はこちらです。いかがでしょうかぁ??

「ゴルフ!2016リオ・オリンピック、日本代表男子選手の件など・・。」

「ゴルフ!2016リオ・オリンピック、日本代表女子選手の件など・・。」

他にも開催国ブラジルは各1枠あり、5大陸(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)ごとにも、最低1名は出場枠があるそうなので、まだまだ諦めずにガンバってほしいです。

大会は4日間72ホールのストロークプレーで実施され、4日間で1位タイが2名以上いた場合は3ホールのプレーオフでメダルを争うと言うように、ゴルフ規則に基づき実施されます。

松山英樹スケジュール試合予定確認表2024【03/28更新】最新版

2024.03.28

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そんなこんな言いながら、これからも松山英樹、まずはPGAツアー賞金王になるまで応援するでぇ~。次回乞うご期待。